体内のゴミ出し役の腎臓が弱ると、老廃物を排出できずに体内に溜まり、だるさやむくみの原因になります。腎機能低下を確認する症状チェックリストと、避けるべき食品・おすすめ食材を、医師がわかりやすく解説します。
◇見逃さないで!腎機能低下5つのサイン
健康診断で腎機能をチェックするには、クレアチニンの数値を見ます。クレアチニンは筋肉を使ったり修復したりするときに発生する老廃物のひとつで、腎機能が弱ると排出できず体内に溜まります。
(1)だるさ・倦怠感 腎機能が弱ると赤血球を生み出す力も弱まり、貧血気味になります。老廃物が体内に溜まることで「だる重」状態を引き起こします。
(2)むくみ 腎臓の機能が衰えると水分の排出がうまくできず、体がむくみます。靴や指輪がきつくなったり、急激に体重が増えたら注意が必要です。
(3)かゆみ 老廃物の排出が滞ると皮膚にも影響が出ます。体がかゆかったり皮膚が黒ずんだりしたら、腎臓からのサインかもしれません。
(4)血圧が上がる 血圧調整も腎臓の役割です。排出機能が落ちると血圧が上がり、血管が細く硬くなります。腎臓への血流が減るとさらに血圧調整ができなくなり、動脈硬化のリスクが高まります。
(5)排尿の変化 腎機能が低下するとまず尿量が増え、症状が進むと逆に尿量が減ります。尿が泡立つのも腎臓の不調のしるしです。
◇腎機能が気になったらやめるべき食材
最も避けたいのは塩分(ナトリウム)過多です。体内に塩分が多くなると、体が水分を溜め込むため尿の量が減り、老廃物を排出できなくなります。
ジャガイモ:ビタミンCや食物繊維が豊富ですが、カリウムも多い食材です。カリウムは水溶性なので、水にさらしたりゆでこぼすことで摂取量を抑えられます。
トマトジュース:カリウムが多く、塩分添加にも注意が必要です。食塩無添加のものを選びましょう。
海藻類:乾燥ワカメやコンブなどはカリウムが豊富です。
魚卵・甲殻類:イクラやタラコなどの魚卵、エビやカニなどの甲殻類はリンが多いため、過剰摂取に注意が必要です。
◇弱った腎臓をサポート!おすすめ食材
ブロッコリー:食物繊維と抗酸化物質のスルフォラファンが豊富です。
リンゴ:カリウムが少なく、ビタミンCが豊富です。
キノコ類:食物繊維が豊富で生活習慣病予防に役立ちます。
タマネギ:抗酸化物質のケルセチンが体内の炎症を抑えます。
ニンニク:ポリフェノールやフラボノイドなどの抗酸化成分が豊富です。
クランベリー:抗酸化成分が血管を守り、腎機能を助けます。
コンニャク:低カリウム・タンパク質ゼロで腎臓にやさしい食材です。
納豆:植物性タンパク質として腎臓への負荷が少なく、腸内環境も整えます。
青魚・植物油:抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸が腎臓の健康を守ります。
◇まとめ
腎臓の健康を守るためには、塩分やカリウム、リンの過剰摂取を控え、腎臓にやさしい食材を積極的に取り入れることが大切です。だるさやむくみなどの症状が気になる場合は、早めに医療機関で検査を受けることをおすすめします。日々の食事を見直し、腎臓をいたわる生活習慣を心がけましょう。
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